編曲者募集

概要

　新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団では、現在「羽田二十八」をメインに、外部編曲者として「Burt Ahorach（バート・アホラック）」の2名体制で編曲を行っています。
　しかしながら、その比率はおおよそ "羽9 : ア1" 程度と、羽田一人がほぼ全て担当しています。当団も今後ますます活動規模が拡大していくにあたり、現行の体制では追いつかなくなるということを見越し、このたび初の外部募集を行うこととなりました。
　羽田二十八を編曲のトップとし、複数人で編曲を行うことで、NJBPらしさを失うことなく、かつ規模を拡張していける編曲体制の構築を図りたいと考えています。
　要項を良くお読みのうえ、ご応募ください。

●代表市原よりコメント

　元気ですか！　元気があれば編曲者募集もできる。代表とか指揮とかをやっている市原です。
　このたびNJBP初の外部募集をすることとなりました。NJBPは設立以降、基本的に外部募集をかけないという方針で活動していますので、これ結構大きな決断です。すごく悩んだのですが、募集に踏み切りました。なのでかなりのレア案件です。
　ただ、ご留意いただきたいのは、この活動だけで生活が成り立つなどということは現状ありません。所属奏者も全員NJBP以外の音楽活動を行い、NJBPの活動がある時以外はそれぞれ独立した音楽家として活動をしています。
　ですので、合格したからといって、一発当ててやろうとか、有名人になれるとか、そういうことはまずありません。今は。もちろん、キャリアの一環としていただくことは可能ですし、必要であれば自らのプロフィールにNJBP編曲家と記載していただくことも可能です。何かしらプラスになるなら是非使ってください。
　そんな感じですが、ありがたいことに当楽団はたくさんの温かいお客様に恵まれていますので、頑張っていれば心からのご声援をいただくことは可能だと思います。また、達成感や充実感はかなり大きいと思います。あと、会議とか打ち上げとかお花見とか色々参加できます。きっと楽しいですよ。
　募集は誰でも平等な実力一本勝負です。これはなかなか無いと思います。学歴も年齢（18歳以上限定です）もそんなの関係ねぇ！　NJBPで一緒にやりたいやつ皆来い！　という往年のビートたけしの番組みたいなコンセプトです。何か面白いことやってやろうじゃないか！　NJBPで一緒にやりたい！　という方からのご応募を心よりお待ちしております。
　ただし、応募時点ではアマチュアであっても、合格した後はもちろんプロとして扱われます。プロを名乗る気概と責任感のある方を募集します。他に仕事を持ちながらの活動は可能ですが、いくら実力があっても、趣味の一つとしては出来ないと思ってください。心の持ちようの問題です。
　何名か決定した場合、今後の募集はまずないと思われます。今を逃したら次はない。いつやるの！？　すぐでしょ！　迷った場合はまず応募してみることをお勧めします。
　時は来た！……それだけだ。

●編曲羽田二十八よりコメント

「映画館の臨場感をご家庭で」
　……とは、かつてホームシアターのコピーとして使われた言葉です。それを捩って言うならば、
「家庭（もしくはゲームセンター）での感動をコンサートホールで」
　というのを自分内キーワードとして、これまでゲームの音楽を演奏会用に編曲してきた羽田二十八（はねだ・にじゅうはち）と申します。
　すなわち、ゲームで何度も繰り返し聴いた曲の素晴らしさを最大限に活かしつつも、コンサートならではの迫力や各楽器の音色の繊細さを味わっていただけるように、という方針のもとに取りかかってきた、と言えます。
　特に、古いゲームの音楽は人間が演奏されることを想定してない、ということは世間でよく云われていることではありますが、それは当たり前のことです。偉大なる先達が当時の音源を最大限に活かすことを考え、容量と納期の許す限り音符を詰め込んだ結果なのですから。当楽団では、その音符を一音たりとも逃さずに採譜することから始めます。その上で編成に合わせてどう編曲するかを考えます。普通であれば「これは人間が演奏できないから簡略化しないといけない」と楽器の特性を考慮に入れつつ考えるところですが、私はあまりそういう苦労をした覚えがないのです。と言いますのは、いつも無理を聞いてくれる奏者一同のスキルと努力のお蔭に他なりません。
　その成果（=公演）を毎回私自身も観客の一人としてお客様と共有しつつ、共感を持って受け入れていただける体験は他では得がたいものがあります。我こそは、と思う方はNJBPの編曲者として、ご自分が味わってきた感動を多くの人と共有してみませんか。多くの方のご応募を心よりお待ち申し上げております。

応募方法

募集要項をご覧いただき、ご応募ください。